ITeconomy.com

要 約
この講義ではIT革新による“デジタルディバイド”という“影”の部分に対してIT革新の“光”の部分に焦点を当てます。


最初に、米国のI-O(投入―産出)表からITコモディティーの産出の急速な伸びを見てみます。これらの表から米国において、特にファイナンシャル産業においては、IT革新はインターネットが普及し始めた1990年代の後半というよりもむしろ1980年代にすでに始まっていることが理解できます。


第2に、インターネット経済が4つの層からなっていることが説明されます。それらはインターネットのインフラ層、アプリケーション層、仲介層、コマース層です。


第3に, IT革新によって生じた“ニューエコノミー”がどのようにして米国で形成されたかをフローチャートで見てみます。このフローチャートではITのブレークスルーの早さ、ITのネットワーク効果、取引コストの低下、参入障壁の低下、専門職へのアウトソーシング、収穫逓増、生産性の向上などのつながりからニューエコノミー化が説明されます。


最後に、インターネットが如何にヒューマンキャピタルの改善に役立つかをシングルマザーが遠隔授業によって大学を卒業できた実際の例を見ることができます。